【東京】琉球温泉瀬長島ホテルや瀬長島ウミカジテラスなどを運営するWBFリゾート沖縄(豊見城市、兼城賢成社長)が15日、東京証券取引所傘下のプロ投資家向け市場「TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)」に上場した。
初値は1万7千円。兼城社長は「観光立県沖縄のためにこれまで以上に貢献したい。これからがスタートだ」と語った。 東証関連市場への上場は県内7社目。東京プロ市場への県内企業の上場は鉄板焼ステーキレストランチェーンの「碧」(那覇市)に次いで2社目となった。 上場セレモニーで鐘を鳴らした兼城社長はさらなる観光客受け入れのために「第2滑走路完成までにホテルの増設などに取り組みたい」と話した。 東京プロ市場は上場の審査が比較的緩やかで、短期間での上場が可能なベンチャー向けの市場。WBFリゾート沖縄は当面は市場での資金調達は行わず、上場による企業イメージの向上や人材確保が狙いという。 WBFリゾート沖縄は、1990年3月にジオ株式会社として大阪市で設立。2003年ごろからレンタカー事業の「パラダイスレンタカー」やホテル事業の「ラッソホテル」を県内で展開。瀬長島ホテルの運営開始に伴って本店所在地を豊見城市に移し、14年10月に現在の社名に変更した。 資本金2千万円、発行済み株式総数は4万株。